フューチャー・デザインプロジェクト

戦略プログラム

フューチャー・デザイン
プロジェクト

プロジェクト概要

サステイナビリティ・サイエンスにおいて、ビジョン形成のあり方は重要な研究課題です。それは、サステイナブルな社会への変革のためにビジョン形成とそれに基づく戦略策定とが必須であると考えられているからです。しかし、サステイナビリティ・サイエンスは、解決が困難なトレードオフの問題を抱えています。ビジョンがmotivatingであればあるほど、それは社会の中で特定の価値観を持った一部の人たちにしか共有されず、社会変革には貢献できなくなる可能性が高まるという問題です。これを解決する方法論が欠如している状況では、持続可能な社会への変革がうまく進みません。

そこで、本プロジェクトは、持続可能的ビジョンの重層的かつ多元的な実装のためのフューチャー・デザイン方法論の構築を最終的なゴールとします。すなわち、人びとが、国のレベルから自治体や一企業のようなミクロのレベルまでにおいて、フューチャー・デザインの考え方を用いて仮想将来人の立場から自由かつ創造的に将来ビジョンをリアルに想像し、そこから今何をするべきかを検討した場合に、それらのビジョン同士が必ずしも整合しなくても、今何をやるべきかについての合意が形成でき、これによって社会全体としては持続可能性が実現する方向に向かっている、そんな状況を実現するための方法論の構築を目指します。

図1:異なる未来のビジョンが共存しうる(=未来人になりきって描いた未来の姿を踏まえて、今おこなうべき施策を決めようとしたときに、異なる未来にいる人達同士で合意形成が可能な)のは、そのビジョン同士がどのような関係を持っているときなのかを示す仮説的な図
図1:異なる未来のビジョンが共存しうる(=未来人になりきって描いた未来の姿を踏まえて、今おこなうべき施策を決めようとしたときに、異なる未来にいる人達同士で合意形成が可能な)のは、そのビジョン同士がどのような関係を持っているときなのかを示す仮説的な図。ここでは、①協調関係、②緊張関係、③同床異夢関係の3種類が示されている。

メンバー

プロジェクトリーダー

中川 善典

高知工科大学 経済・マネジメント学群・教授

プロフィール紹介

主なメンバー

小松崎俊作(東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻 准教授)
井上裕香子(高知工科大学フューチャー・デザイン研究所 助教)

外部評価委員による評価(英語)

研究スケジュール

2021年度
(令和3)
2022年度
(令和4)
FS FR1

研究の流れについて

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