地球研キッズセミナー「木の年輪からさぐるむかしの環境」
- 日 時:2014年8月1日(金)12:00~12:45
- 場 所:地球研講演室
- 講 師:佐野雅規(地球研プロジェクト上級研究員)
- 対 象:主に小学5・6年生(当日先着25名)
- 共 催:京都市青少年科学センター
- 申 込:参加には当日の受付が必要です。ご来所の後、エントランスの受付にてお申込みください。
(対象外の方はご遠慮いただく場合がございます)
(未来のサイエンティスト養成事業から15 名参加します)
【内 容】
木の年輪はどのようにできるのでしょうか。年輪からどんなことがわかるのでしょうか。年輪の輪の間隔は、気温変化や降水量の多少など、木が育つ土地の環境から影響を受けます。最近の研究から、その年輪ができた年代を高い精度で特定できるようになりました。年輪を観察、計測して、むかしの環境を知る手がかりをさぐります。
【講師プロフィール】

佐野雅規(さの・まさき)
地球研プロジェクト上級研究員
木の年輪から環境の変化を読み取る研究をしています。主にヒマラヤや東南アジアを対象とし、人里離れた手つかずの森林から古い木のサンプルを集めてきて、その年輪の厚さを測ることで気温や降水量がどのように変化してきたのかを調べて来ました。最近は、日本の気候の変化を過去数千年間にわたって明らかにするため、お寺などの古い建物に使われていた木材や、遺跡から出てきた木材を使って研究を進めています。

2012年度地球研キッズセミナーのようす